ニューヨークからワシントンへ、アムトラックという高速列車で行きました。
自由席なので、席をとるのが大変だったのと、早く着きすぎてどこの駅だかわからなくて降りる駅がわかりにくかったですが、列車自体はとても快適でした!
ニューヨーク⇄ワシントン間の往復に乗ってきましたので、そのチケットの取り方や乗り方、感想や口コミを詳しく書いておきます。
アムトラックとは?
アムトラック(Amtrack)は、アメリカを縦横無尽に走る高速列車の会社名兼列車名です。新幹線みたいなものでしょうか。
普通列車はアムトラックと表示されますが、それより早い特急列車はアセラと表記されたりします。アセラは駅をたくさん飛ばします。
日本の新幹線でいえば、「はやて(いっぱい止まる東北新幹線)」と「はやぶさ(駅をたくさん飛ばす東北新幹線)」のようなものでしょう。
アメリカを広く走るアムトラックですが、ニューヨーク⇄ワシントン間は、ドル箱路線なのだそうです。日本で言うと、東京⇄大阪間という感じでしょうか。
所要時間
ニューヨーク⇄ワシントン間は、所要時間はアセラなら2時間50分程度、アムトラックなら3時間40分程度と表記されています。
でも実際は、ガンガンスピードを飛ばすので、10分〜20分以上も早く目的の駅に着いたりするので、到着予定時刻までゆっくり寝ようものなら、はるか遠くの駅へ運ばれてしまいます。早いのはいいけど、早けりゃいいってものでもない。
到着駅のアナウンスも聞こえづらいし、ここは何駅とはっきり書いてある駅も少ないので、高速列車のくせに、降りる駅を見極めるのはたいへんです。
幸い、ニューヨークでペンシルバニア駅(ペンステーション 終点ではない)とワシントンでユニオン駅を使うなら、ほとんどの人が降りるので、気づけるし、周りの人にもここが何駅か聞きやすいです。
降りる時は、あと20分あるだろとゆっくりしてはいけません。20分も前なのに目的駅に到着してたりするので注意です。
座席クラス
座席クラスには、ビジネスクラスと普通席があります。
ビジネスクラス
ビジネスクラスは普通席に往復70〜100ドル程度追加するぐらいで乗ることができます。時間帯によって、その料金は変わります。
とてもフカフカな革のシートで快適でした。
基本は2人席ですが、向かい合わせの4人席も、座席のあいまに紛れ込んでたりします。
ビジネスクラスでは、本当に忙しそうに車内でも仕事をするビジネスマンやビジネスウーマンがおおく、観光客は少ないように感じました。
とても静かな車内でした。
普通席
普通席は往復98ドル(片道50ドル)程度でした。
50ドルで3時間半も高速列車に乗せてもらえるなんて、日本の新幹線に比べるとものすごく安いです。
普通席でも、座席は日本の新幹線よりフカフカで大きく、前後の間隔も広くてゆったりしています。(案外アメリカでも飛行機やミュージカル席などはものすごく狭いので、広くて意外でした。)
料金
次の料金は、ニューヨーク⇄ワシントンDC間での目安です。
- 普通席 往復98ドル(片道50ドル程度 払い戻し不可)
- ビジネスクラス 往復170ドル〜220ドル(片道85〜110ドル 時間による)
正直、同程度の距離の日本の新幹線と比較するとかなり安いと思います。
カフェ
新幹線みたいに飲み物を売りに回ってきたりはしないけど、カフェ付きの列車には、カフェ車両があります。
コーヒー(2ドル)やスナックを買うことができます。
簡単なカウンター席もありますが、かなり大きく揺れるアムトラックでは、こんな簡単な席では落ち着けません。
コーヒーを持ち歩いて座席に帰るときも、かなり揺れるので、ほかの方に熱いコーヒーをかけてしまわないように、飲み口を紙ナプキンでふさぐなどして、持ち歩いたほうがよさそうです。
トイレ
トイレは各車両のデッキに2つほどついています。
トイレは男女兼用ですが、アメリカ男性のみなさんは命中させるのが上手なのか、汚れていませんでした。
予約する
アムトラックを公式ページから予約します。
参考:アムトラック|公式(英語)英語のサイトですが、簡単です!旅行をスムーズに楽しむために頑張ってみましょう!
Eチケットの購入方法を↓の記事にまとめましたので、参考にしてみてください。
>> アムトラックの公式Eチケット購入方法!ニューヨーク⇄ワシントンDC間
アムトラックに乗る
アムトラックは、乗ることは予約できても、席を予約するわけではありません。
自由席です。
予約とは名ばかりで、座席の人数分だけ確認するためだけのものなのでしょう。
ニューヨークから乗る
ニューヨークからは、ペンステーション(Pen.St ペンシルベニア駅)か、グランドセントラル駅か選ぶことができるのですが、私は便利なのでペンステーションから予約して乗りました。
ペンステーション
ペンステーションは、マディソンスクエアガーデンの地下にあります。
あのマイケルジャクソンが30周年記念コンサートを行った場所!
マディソンスクエアガーデンの脇に、ペン駅への入り口があります。
待合室
ペンステーションには待合室があり、Eチケットを見せると入れてくれます。
近くで買ったサンドイッチを食べるも良しです。駅構内にはたくさんサンドイッチ屋さんやらスーパーやらお店が入っています。
電光掲示板
電光掲示板を見て、自分が予約した電車が、どのホーム(TRACK)から出るのか確認しましょう。
「10E」とか「10W」とか表示されるんですが、10番線のWESTとEASTがあるようです。EASTとWESTを間違えないようにしましょう。
これが表示されるのが、なんと出発の20〜10分前です。
自由席なので、これが表示された瞬間にホームに降りれるように並ばないないと、バラバラの席で行くことになってしまってはせっかくの旅も悲しいですよね。
予約時に人数は確認されていると思うので、座れないことはないと思います。TRACKが表示されたら、すぐ行列に並ぶようにしましょう。
私たちはすぐそばのトイレに行ってる間に表示されてしまっていたようで、バラバラの席で長旅をしました。途中で座席が空いたので、となりに移動できましたが。
座席は自由席ですが、車両に入ってから座った座席でチケットチェックがあり、チケットと座席を連動してチェックされます。座席がバラバラのまま出発することになってしまったら、途中で座席移動してからでも、車掌さんに申告してください。すぐ察して訂正の紙を座席に貼ってくれます。
急いで座席を確保!
電光掲示板にホーム(TRACK)が表示されたら、すぐに行列に並び、スタッフの方にEチケットを見せます。改札はありません。スタッフさんにEticketを見せると、バーコードを読み取ってくれるのが改札のようです。
普通車の他に、ビジネスクラスやファーストクラスもある場合があるので、クラスを確認して車両に乗り込んだら、好きな席を急いで取ってください。ワシントン⇄ニューヨーク間はドル箱路線なので混みます。
あとはカフェ車両行ったり、のんびり3時間程度過ごしてください。パソコンでお仕事されている人が多く、とても静かで、馬鹿騒ぎするような人はいませんでした。マナー的に日本と同じです。
ワシントンDC・ユニオン駅
3時間程度乗ったら、ワシントンDCのユニオン駅に到着です!
到着時間はなんともアバウトで、往復とも20分くらいは早く到着しました・・。日本みたいに時間ピッタリつくわけではないのでまだだろうと思ってのんびりしていてはいけません。
ワシントンはニューヨークと違ってゴミゴミしておらず、駅からしてアメリカらしく超巨大な国旗が飾ってあったり、構内もとても美しい!博物館行ったりして楽しもうとワクワクします!
ユニオン駅内にもレストランや、地下にフードコートがあります。とっても便利です。
ユニオン駅からニューヨークに帰るときは、ホームはGATE Aみたいなアルファベットになります。やはり電光掲示板に表示されたら早めに並ぶようにしましょう。
Eチケットの購入方法を↓の記事にまとめましたので、参考にしてみてください。
>> アムトラックの公式Eチケット購入方法!ニューヨーク⇄ワシントンDC間
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