ニューヨーク・ブロードウェイのオペラ座の怪人のミュージカルを見てきました。
正直、かなり古い印象の劇場と演出で、ちょっとガッカリした感はあります。全体的に、ロンドン公演のほうが圧倒的にいいです。
お得なチケット購入方法や感想など詳しく書いていきます。
オペラ座の怪人とは?
オペラ座の怪人(The Phantom of Opera)は、1986年の初演から30周年を迎える、ロングランミュージカルです。
ミュージカルはイギリス人作曲家・アンドリュー・ロイド・ウェバーによって制作されました。キャッツなども手がけ、とにかくこの人はミュージカル界の超ヒットメーカーです。
アンドリューが制作に関わった映画版も魅力的すぎます。
原作はフランス人作家ガストン・ルルーの小説で、角川文庫から出版された翻訳が読みやすかったです。
ストーリー
結構年がいったオッサンが、若い女の子になんとか手を出そうとするストーカー的な話です。
普通に考えると気持ち悪い話なんですが、舞台がオペラ座で起きる事件であることと、その恋を表現した崇高な歌や舞台演出によって、ロマンティックな美しい舞台として感じることができます。
ミュージカルや映画だけを見ると、あまりにも謎が多すぎ、気持ちや布石が回収されないまま終わるので、わけがわからない感じです。
ですが、原作の小説を読むと、ミステリー的で、警部の手記としてかかれていたりと、少し内容は違うものの、すべてしっかり回収されるので、それぞれの登場人物がどんな思いだったのか、もう少しわかるようになりますので、ミュージカルを見る前に、小説を読んでおくことをおすすめします。
いくつも翻訳が出ていますが、かなり古い訳し方が多く、挫折することもあるようです。角川文庫のものは、普段本を読まない私でもすんなり読めたので、角川文庫のものをおすすめします。
チケットをお得に購入する
オペラ座の怪人のミュージカルはかなり空いているようです。
2週間切ってから予約しようとしたんですが、横のエリアになってしまったものの、前から6列目をbroadway.comから公式で購入できる状況でした。
でも、ブロードウェイの場合、公式サイトで購入するよりも、代理店を通したほうが、60ドル近くも割引になります。
あらかじめ空いていることが確認できたので、あっとニューヨークさんに割引チケットをお願いしました。
公式でも予約できそうだった席をそのままあっとニューヨークさんでも60ドル引きで購入できました!ラッキー!
ブロードウェイ版の感想
オペラ座の怪人は、タイムズスクエア近くのマジェスティックシアターで上演されます。
早めに行くと、地下のウェイティングルームに通されます。バーカウンターがあり、みなさん飲み物を楽しんでいます。あとで気づいたけど、あの飲み物、もしかして無料だったのかも!?
内装
会場はゴージャスな雰囲気はありますが、かなり古い印象を受けました。
座席は日本の寄席のように、古い座席って感じです。
感想
やはり歌はかなりうまい。
ファントム役の方は巨大でブッチギリで歌がうまかったです。
最後に観客がスタンディングオベーションしたときに前から三列目の方までは、後ろがスタンディングしていることに気づかず、座っていました。それに対し、ファントムは謝るそぶりを見せていて、いい人なんだなーと思いました。
見所の仮面舞踏会・マスカレードの衣装や演出は、なんだかゴチャゴチャして、古くてセンスを感じませんでした。
私が映画や25周年記念ロンドン公演のDVDを見ちゃってたせいで、かなりしょぼい印象でした。
ブロードウェイ公演はちょっとガッカリしたものの、見れてよかったです。
ロンドン公演のほうが、会場も大きく、役者の表現力もすべてがいいです。
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