ギリシャ旅行中に、エーゲ海1日クルーズ(ワンデイクルーズ)に参加してきました。エーゲ海の3つの島を1日で巡るツアーです。
私が行ったのは、2017年の3月初旬で、肌寒くて雨の日でした。
天気が悪くて、エーゲ海らしいターコイズブルーのような明るい海ではなく、北国の海のように暗めで、寒かったです。
正直、各島のクルーズの移動時間が長く、少し暇に感じるくらいでした。
エーゲ海1日クルーズの冬日程や口コミ感想など、詳しく書いておきます。
エーゲ海1日クルーズとは?
ギリシャのエーゲ海のサロニカ諸島の3つの島を、1日で巡るツアーです。
参考:Athenes one day cruise|公式ランチバイキングとギリシャ伝統のグリークダンスショーを楽しむことができます。
巡る島は3つ
クルーズで立ち寄る島は、3つです。
冬工程だった私は、次の順番で就航しました。
- イドラ島
- ポロス島
- エギナ島
奥の島に一気に行ってから、アテネのピレウス港に戻って行くような順番です。
実際は潮の流れ等のためか、ピレウスからエギナ島の左を迂回してイドラ島に行ったようでした。
夏工程の場合は、逆の島順になります。
1日エーゲ海クルーズは、のんびりまったりと、でも3つの島を忙しくめぐる感じで、のんびりしているのか、忙しいのかよくわかりません。
揺れるので酔い止め薬を
船は大きいとも小さいとも言えない、中くらいの双艇船です。
私が行った日は雨、風速8メートルほどの、そこそこの風がある日でした。
結構揺れたので、酔い止め薬を飲んでおいてよかったです。
揺れに弱い方は、酔い止め薬必須です!
クルーズ中も結構お金を使う
クルーズはあらかじめお金を払ってるから、あまりお金を持ち歩かなくていいかと思ったら、結構お金を使わされてしまうのでした。
ドリンクは高めの別料金
ランチバイキングがついているから、もちろん飲み物も飲めるのかと思いきや、ドリンクはちょっとお高めの別料金でした。
ギリシャはとにかくオレンジジュースがとても美味しくて、大抵、搾りたてのフレッシュなものが出てきます。氷は入ってませんが、冷たく濃厚なオレンジジュースが飲めます。
このクルーズでも、美味しいオレンジジュースが飲めました。
でもこの一階のラウンジで注文すると、4ユーロもします。
でも、まわりの外人さんたちは、お酒など注文して楽しんでるので、何か注文しないとかなりカッコ悪い。
オプショナルツアーとお土産
エギナ島ではオプショナルツアーがあり、料金は25ユーロでした。
参加しなくてもいいのですが、似たような島をまわるわけなので、結局参加したほうが解説が聞けたりして楽しいのでした。
ツアー中は、ピスタチオのアイスクリームやら、美味しいピスタチオ屋さんに連れて行ってもらったりして、ちょこちょこと散財しました。
売店
クルーズ船の二階には、売店があります。
軽いスナック菓子、インスタントラーメン、チープな味のホットドックなどを買うことができます。
水は500mlペットボトルで0.5ユーロ(50セント)だったので、水は結構安い。
この2階の売店はそれほど高くありませんが、早朝からまる1日船に拘束されるわけなので、結構小腹が空きます。
しょうもないお菓子やチープなホットドックに、こまめに散財することになるのでした。
やはりグリークコーヒーはまずい。
前日までにスーパーで買っておいたお菓子、もってくればよかったなー、暇つぶし用のなんかいろいろ持って来ればよかったなーと何度も後悔しました。
飲み物やお菓子やトランプなど、何時間もの船移動を楽しく過ごせるものをいろいろ持ち込んだほうが、楽しめると思います。
申し込み方法
私はJTBのツアーサイト・マイバスから申し込みました。
1人103ユーロ程度の料金です。
日程
細かい日程は次のような感じです。
06:40 ホテル迎え
朝6時40分にホテルロビーに大型バスが迎えにきて来れました。
その後も沢山のホテルをまわってアテネの玄関口・ピレウス港に着いたのは8時20分頃になっていました。
ピレウス港にギリシャの軍艦がいました!
08:20 乗船
ワンデイクルーズ船に、アジア系、白人、スパニッシュ系など、様々な人種が乗り込みます。
乗船時に、乗船カードが配られるので、カードをもらってから乗船時にします。
一階のラウンジ席と、二階の食堂席、三階の屋上席があります。
きれいな一階ラウンジの広いソファーの窓際の席は、すぐに埋まっていきます。
しばらくすると、今日の日程を解説する講座がはじまりました。
訪れる島の順番やオプショナルツアーの説明15分程度あります。すべて英語です。
このままイドラ島まで、約2時間乗り続けました。
みんな朝早いし、暇だし、天気悪いし、テーブルに突っ伏して寝ていました。中にはトランプやUNOを楽しむ元気なグループも。
11:30 イドラ島散策
車などの移動手段がない島で、ロバに乗って観光することなどができます。
雨だったので誰も濡れたロバに乗ろうなんて人はいませんでした。
港にはお土産屋さんやタベルナがたくさんあります。
イドラ島での下船は約1時間でした。
ランチバイキング前の下船時は、食事の準備やグループによって席が決められたりするので、席を取るために荷物を置いたりせずに下船します。
イドラ島では階段を登って散歩して景色を楽しんだり、お土産を物色して楽しみます。
イドラ島には白と青のドアで有名なサントリーニ島はっぽい場所もたくさっんあります。サントリーニ島へはクルーズで3日以上かかるほど遠いので、イドラ島でサントリーニ島風の気分を味わえます。
イドラ島の後はランチバイキングです。
女性日本語ガイドから、イドラ島の出航時間より、早めに乗船したほうが、バイキングに並ばなくて済むという有り難いアナウンスがありました。
私は個人でツアーを申し込んだので、日本語ガイドは乗船してないはずでした。でも、この日はたまたま、日本人の団体客と居合わせたため、日本語でのアナウンスもありました。
12:30 ランチバイキング、12:45 出航
アドバイス通り、早めに船に戻ったら、並ばずにランチバイキングを楽しむことができました。
ギリシャの食事は、基本的に素材を活かしたさっぱり味で、いろいろ手を加えたりしないので、日本人の口によく合い、美味しいです。
素材も美味しい。
飲み物がほしい場合は有料です。ドリンクは結構高いです。でもギリシャのオレンジジュースは本当においしい!!
14:00 ポロス島
ポロス島の下船は40分間程度でした。
みんな丘の上の時計台からの眺めを目指して階段を登ります。
10分程度で登れますが、階段の数が多く、なかなか大変。
65歳の母も必死に登ってました。
時計台周辺からの眺めはエーゲ海の島らしい綺麗なものでした。
天気が良ければきっともっと綺麗なはず‥。
船に戻って再び1時間半移動‥。やはり暇だし疲れたし、みんなテーブルに突っ伏して寝てます。
16:00 エギナ島
エギナ島は2時間近くの下船時間がありました。
エギナ島ではオプショナルツアーに参加しました。
もちろんツアーに参加せずに、自由に市場などを見たりして、散策することもできます。
各島の特徴も似かよっているので、若干島に飽きてきたので、オプショナルツアーに参加することにしました。
2つのオプショナルツアーがありました。
パノラマシービューツアー
エーゲ海のシービューを見るツアーです。
エーゲ海をさんざんクルーズしてきたのに、さらに海を見るツアーです。
泳げる時期ならいいのかもしれません。
私が行った日は天気が悪かったので、ヒストリカルツアーにしました。
ヒストリカルツアー
アフェア神殿と修道院を見学するバスツアーです。
25ユーロでした。
聖ネクタリオス修道院
この修道院の中に、棺があります。
棺に耳を当ててみて、「ドクンドクン」とか「コチコチ」とか、音が聞こえたら、健康に長生きできるらしいです。
私には、何度耳をあてても、全く聞こえませんでした。でも、65歳の母はすごくよく聞こえたそうです。そんな不思議なことってある??
アフェア神殿
アフェア神殿は、紀元前5世紀に建てられたもので、かなり保存状態が良いのだそうです。
なんとこれ、2階建てなんです。
神殿の近くに、小さな売店があり、ピスタチオのアイスクリームが売っています。
名物らしいんですが、甘いもの苦手な私には、ちょっとしんどかったです。かなり甘い杏仁豆腐の味です。
ピスタチオをお土産に!
エギナ島はピスタチオが名産なんだそうです。
日本ではアメリカ・カリフォルニア産のピスタチオしか買うことができません。
おつまみ大好きな方に、エーゲ島産のピスタチオを買うと喜ばれます。
赤みがあって、甘くておいしいピスタチオです!
ピスタチオは、修道院周辺でも売っているのですが、港にあるお土産屋さんのほうがおいしいそうです。どちらもおいしかったけども。
ガイドさんに港のピスタチオ屋さんに案内してもらいました。
3€、6€など、さまざまなサイズで売ってました。
18:30 グリークダンスショー
ギリシャの伝統的なグリークダンスショーがはじまりました。
紅の豚で聞いたような伝統的な音楽と、簡単そうだけど、みんなでワイワイ楽しめそうなダンスです。
踊り子さんたちに連れて行かれて、ダンスさせられてみると、案外楽しいものでした。
盛り上げるときの掛け声は「オッパー!」と言うんだそうです!
ぜひ、積極的に楽しみに前に出て行かれるといいと思います。踊り方など丁寧に教えてくれます。あとはノリで!オッパー!
19:40 下船〜ホテル送り
ホテルまで送ってもらえるのですが、これがまたアテネ市内のホテルを回って送って行ってくれるので、1時間以上バスに乗りました。
ホテルに着いたのは21時頃。
夕飯はないので、ホテルのレストランで食事をしました。
3島の特徴はあまり変わり映えしない
各3つの島は、それほど大きな違いはなく、だいたい似たような雰囲気の島です。
有名な真っ白な壁面とコバルトブルーのドアのサントリーニ島のような尖った特徴を求めてはいけません。
3つとも魔女の宅急便や紅の豚のような感じの、クリーム色の壁面と、優しいオレンジ色の屋根の家が軒を連ねる島です。
クルーズスタッフは良い!
クルーズのスタッフはとても対応が良くて親切でした。
英語があまりわからなくても、丁寧に対応してくれます。
些細なトラブルがあったけれど、些細なことでも丁寧に謝ってくれたり、フォローしてくれました。
基本は英語
1日エーゲ島クルーズは、基本は英語です。
私が行った日は、たまたまHISの添乗員つきツアーの日本人グループがいたため、そこにくっ付いて、日本語でオプショナルツアーに参加することができました。
女性ガイドの解説が詳しくておもしろくて、たまたまだったと思いますが、日本語ガイドさんがいてほんとによかったです。
トイレ
トイレはラウンジの前方から階段を降りるとあります。
紙はトイレに流してはいけなくて、横のゴミ箱に捨てます。
まとめ
正直、3つも似たような島をまわるのは飽きるし、拘束時間が長いので、ワンデイクルーズしなくてもよかったかなーと思いました。天気が悪かったからかもしれませんが。
乗り降り自由な観光バスツアー(HipOn HipOff Sightseeing bus)でも、15ユーロ程度で1つの島に行って、クルーズ気分を味わえるので、それだけでよかったかもなーと思いました。
参考:Sightseeing bus|公式とはいえ、天気さえ良ければこんなテンションにならなかったはず‥。
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