パリのオペラ座ガルニエ宮を見学してきました。オペラ座の怪人(ファントム オブ オペラ)の舞台となった場所です。映画やミュージカル以上の豪華絢爛なバロック建築の装飾は、ファントムファンでなくとも息を飲むほど感激するので、パリに行ったら絶対訪れるべき観光スポットです!
パリがどれだけ芸術に力をいれることで発展してきたのか、このガルニエ宮の中を見るだけで納得してしまいます。
豪華絢爛な観光スポットとして思いつくのがベルサイユ宮殿ですが、ヴェルサイユ宮殿が超質素に感じられてしまうほどです。時代背景が200年ほど違うので、高価なものが違うので見た目だけで比較してはいけないのですが・・。
ガルニエ宮の行き方、チケットの購入方法や感想などを詳しく書いていきます。
ガルニエ宮とは?
ガルニエ宮(Palais Garnier)はパリ市内のセーヌ川右岸にある国立劇場です。
ナポレン3世の命令により、シャルル・ガルニエが設計し、1875年に落成しました。
悪趣味とも思えるほどの豪華絢爛なバロック洋式の建物です。
人気ミュージカルとして上演されている「オペラ座の怪人」の原作小説は、このガルニエ宮がモデルとなっており、地下に貯水池があることや、史実や噂を参考に書かれたようです。
オペラ座として建設されたガルニエ宮ですが、現在はオペラはほとんど上演されず、主にバレエが公演されています。
昼間はガルニエ宮内を見学できますので、パリ観光の際は絶対に行くべきです!
チケットを購入する
チケットは当日、入場してから券売機で購入することができます。券売機は3台ほどあり、あまり並んでおらず、スムーズに購入できそうです。
私はガルニエ宮公式サイトから事前に入場券を購入しておきました。
見学する
入場すると、すぐにものすごく豪華なエントランスに到着します。
エントランス・大階段
高さ30mの吹き抜けの大階段。
劇場内
劇場内に入場すると・・
そこはまさにイメージを超えるほどゴージャスな劇場内!
オペラ座の怪人のミュージカルを見た人ならわかるはず!ファントムが隠れていた像や!!
シャガールの天井画!
オペラ座の怪人ではこのシャンデリアが落ちてくるわけですね。ミュージカルのものより圧倒的にゴージャスで細かい装飾ですが、たしかにデザインはそっくりです。
回廊
たくさんの回廊がありますが、中でもグラン・フォアイエという回廊に到着すると、息が止まるかと思うほど美しい・・!
窓の高さと鏡により、空間を広く見せています。
ヴェルサイユ宮殿にも似たような感じの「鏡の間」がありますが、ベルサイユ宮殿のが超質素に思えてしまいます。(当時は鏡が超高級品だったので、貨幣価値に直すとどちらが上かわかりませんが)
バルコニーからの眺め
回廊からバルコニーに出て、パリ市内を眺めることができます。
超排気ガス臭くて、煙草臭くて、ゴミゴミしたパリ市内・・。芸術点は世界最高峰だと思うけど、環境が悪すぎて正直パリは二度と行きたくない・・。
図書室
オペラ座で上演されてきた台本や、ミニ舞台模型などが展示されていました。
何重にも重ねられた立体的な舞台背景装置があるんだなーと驚きます。
残念ながら撮影禁止でした。
オペラ座の断面図
オルセー美術館にガルニエ宮の断面図が展示されていました。
何重にも背景装置が重なっています。
あ!最地下だけは、他と違うコンクリート造の暗い感じになっています。ここにオペラ座の怪人エリックが住んでいたのかな?
まとめ
オペラ座の怪人ファンなら絶対!そうでなくとも、パリに行ったらガルニエ宮は絶対に行くべきです!
ベルサイユ宮殿で正直ガッカリした人(失礼)も、ここならきっと感動できるはず!
ガルニエ宮は観光地としてあまり人気がないようですが、豪華絢爛をイメージしてヴェルサイユ宮殿に遠出して並んで行くぐらいなら、絶対にガルニエ宮に行くべきです!
施設概要
施設名
オペラ座ガルニエ宮 Place de l’Opéra
参考:オペラ座公式サイト
チケット
見学チケットは€11
当日自動券売機でもそれほど並ばない(2017年3月現在)し、公式サイトから事前購入もできます。
バレエを観たい場合も公式サイトから購入できます。
住所
Place de l’Opéra
75009 Paris
見学する際は西側の入り口から入場します。入場の際は、荷物検査があるため、多少並びます。
ガルニエ宮の西側にはユニクロ パリ店。
東側にはAppleストア。
パリ市内に合わせた外観です。この出店から思うに、オペラ座周辺は、銀座みたいな立地なんでしょう。
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