2015年5月16日・17日、幕張で行われた、レッドブルエアレース千葉(Red Bull Air Race Chiba)に行ってきました。
千葉県幕張で開催された、記念すべき日本での初レース、レポートを書いておきます。
よくテレビでは見ていましたが、日本みたいなお堅い国じゃ、規制も厳しいだろうし、絶対やることはないと思ってました。
見に行きたいときは、海外行くしかないかと思ってたけど、こんなに早く、しかも日本で見れるなんて!!一生の思い出です!
ここではレース結果などではなく、イチ観客としての感想だけ書いておきたいと思います。
買ったチケット
チケットはローソンチケットで開催3ヶ月前の2月に先行販売で、Aエリア2日券を購入することができました。
1日1万円なので2日で2万円です。高いと言う人もいれば、安いと言う人もいます。価値観は人それぞれですね。
でもこれはまだまだ安いほうのチケット。高い席では30万円の席もあります。
開催数日前からテレビなどで、日本人パイロットの室屋 義秀(むろや よしひで)さんのドキュメンタリーを放送するようになり、お祭りムードが高まってきました。
入場
いよいよ数ヶ月待ちに待った予選当日。
12時頃からの飛行開始なので、早いお昼ご飯を食べてから11時頃に入場しました。
飛行終了は16時〜17時くらいなので、5〜6時間くらい砂浜にずっといても大丈夫な装備を整えて行きます。
幕張海浜公園に行きます。
すごい人の数です。
1日で5万人、2日で10万人のお客さんが入っているそうです。
チケットを渡し、リストバンドや公式ガイドブックをもらいます。
入場時、飲食物持ち込み禁止のため、手荷物検査であからさまに見つかりやすい飲食物が見つかってしまった人は、本当に没収されていました。
Aエリア2日券の特典で、空気座布団をもらいました。砂浜にずっと座ってることになるので、これがかなりありがたかった!
飲食エリアがえげつない!
飲食エリアがえげつないんです!
食べ物は問題ないんだけど、飲み物がえげつない!!
飲み物はレッドブルかハイネケンなどの公式スポンサーでしか販売が許されていないようで、飲み物を買うためにものすごい行列に並ばなければなりません。
ビール飲んだらトイレ行きたくなるし、ビール飲みたくない気分なんだけど、ビールやアルコール類、もしくはレッドブルしか売ってない!!
まれにクリスタルガイザーが売ってたりしてありがたいけども…。
クリスタルガイザー(水)は500円。
レッドブル(250ml缶)も500円。
イベント価格なので、お高めです。なんかもうしょうがないけども。
水は普通500mlで100円前後だから5倍の価格。
こうなるとレッドブルは普段260円くらいだから、2倍の価格で、すごくコスパがよく見えてしまう。
各飲食店やローソンなど出店しているものの、食べ物しか売れない(かき氷やゼリーは売ってる)そうで、飲み物を買うために、公式スポンサーであるハイネケンもしくはレッドブルの長蛇の列に並び直さなければならない。
並ぶけれども、飲食ブースのレッドブルやハイネケンでは、缶売りではなく、サーバーからカップに入れるタイプのため、列は一向に進まない。
しょうがないから、飲み物ではなく、かき氷やゼリーで水分を補うという対策をとりました。
レッドブルやハイネケンを売りたいのであれば、ほかの店舗でも購入できるようにすれば、ここまでの混雑を抑えられたでしょうに…。
スタッフも数が少なすぎるのか、レッドブルのやり方に馴染めていないのか、収集つかなくなってる感じでした。収集つかないんだよねーと諦めモードもありました。
ディズニーランドやディズニーシーは1日で8万人の入場者、コミケは1日18万人、入間航空祭は一日で20〜30万人。
面積と人数の密度で言えば、レッドブルエアレースのほうが、かなり余裕があり、収集つかなくなる広さではないはず。
他のイベントと違って、初開催なので、客の慣れもあると思いますが、それにしても飲み物が買いづらいのは最悪。
熱中症対策のため水分を補給しましょうというアナウンスの中、水分を購入することさえ簡単にできないという状態でした。
レッドブルなどの公式スポンサーの営利目的のためなのでしょうか。
熱中症は死んでしまうこともある恐ろしい症状です。健康被害を及ぼす恐れのあるような制限は儲けないようにするか、緩和する対策をとって欲しかったです…。
飲食店ブースでの飲み物購入しづらいことに関しては最悪でした…。
ただ、砂浜ではようやく、レッドブルと水を購入できる店を見つけて、なんとかなりました。
持ち込む場合はしっかりとかくし(ry
トイレ
仮設トイレですが、あまり混んでいませんでした。
そりゃあ、みんな飲み物をあんなにも購入しづらい状況じゃ出るものも出ないですわ。
5月16日予選
朝は雨が降っていて、心配でしたが、雨は止み、曇りになりました。
この日はマスタークラスの練習と予選が行われました。
浜辺の前のほうをシートで席取りしましたが、モニターやアナウンス音が聞こえませんでした…。
盛り上がりや祭り感がなく、海のさざ波でのんびりピクニックしにきたみたいになってしまいました。
席取りに失敗したのでした。明日の決勝では音がちゃんと聞こえる場所にしようと決意しました。
↓ファン・ベラルデ機 テスト飛行
↓マルティン・ソンカ 予選飛行
↓予選飛行|Red Bull Air Race Chiba
ちなみに合間合間にジェットスキーや水圧で水上に上がるフライボードなどのデモンストレーションが行われました。遠くてあまり見えませんでしたが、モニターを見ながらすごい技術を楽しみました。
5月17日決勝
朝から快晴!気温も高く、いい祭り日和!と思いきや、まだ5月なのに、砂浜は火傷しそうなほど熱くなっており、熱中症が危ぶまれるほど暑くなりました。
場所もほどよくモニターが見えて、音も聞こえる場所にしました。
レース見に来たのはもちろんなんですが、雰囲気はフェスですね。
とてもお祭り気分で楽しめました。
室屋機は10Gを超えてしまい、失格となってしまい、残念でしたが、次のレース頑張ってほしいです。
16時ころに飛行終了したのですが、その後はDJの音楽イベントが砂浜で行われていました。
ほとんどの人は帰っていきましたが、帰りの混雑を防止するための対策なのでしょうか。これはなかなか良い対策だと思いました。(←なんか偉そう。)
↓決勝飛行
エアレース概要
レッドブル・エアレースワールド・チャンピオンシップは、年間を通しての結果で争うレースです。
今回の千葉のエアレースは、2015年の2回目のレースでした。
2015年のエアレースカレンダーです。パイロットの祖国や過去に開催した国が多いようです。ということは、今後も日本に来る可能性大ですね!室屋さん頑張って!
2015年の細かいルールなどは公式サイトなどを見ていただくとして、以下の画像は無料で配布されていた公式ガイドブックのものです。見どころや説明がとてもわかりやすかったです。
機体
次の3つの機体が利用されています。
どの機体もプロペラと同じエンジンを搭載することが決まりのようです。
ルール
細かいルールがたくさんあるようです。
室屋さんは惜しくも決勝で10Gオーバーにより失格となってしまいました。貴重なデータもとれたというインタビューもされていたので、次のレースで頑張って欲しいところです。
早すぎてもダメというルールなんですね。観ている側にとってもパイロットにとっても歯がゆいルールな気がしますが、きっとエアレース業界では理由があって必要なルールなのでしょう。
2015千葉のコース
直線コースが多いため、早すぎてもダメなルールと、海風との折り合いをうまくつけることが見どころのようです。
パイロットと機体
14人のパイロットが競います。
まとめ
日本にもエアレースを楽しみにしてる人はたくさんいます。むしろ日本で見れないものだと諦めていたぐらいです。
飲み物を購入するのは大変でしたが、とても楽しかったですし、また日本で見られる機会があれば、ぜひ見に行きたいです。
海では沖のほうにたくさんの見物する船が出ていました。今度このような機会があれば、船から見てみたいものです。
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