青森県五所川原市の立ねぷた祭りに行ってきました。4階建ての建物より大きい高さ20mを超える山車は、街が巨人に襲われているかのようでした。セレブに観覧席で見てきたので、感想を書いていきます。
立ちねぷた祭りとは?
立佞武多祭り(たちねぷたまつり)は青森県五所川原市の夏まつりで、高さ20mを超える巨大な山車が圧倒的な迫力で人気となっています。
立佞武多祭りは、1993年に設計図や写真が見つかったことから、1998年に80年ぶりに復興されたばかりですが青森を代表する祭りから、ブラジルのサンバカーニバルへの参加など、急速に世界的に人気の祭りへと発展しています。
5階建ての建物よりも大きく、まるで五所川原の街を襲うような迫力があり、絶対に見るべきお祭りです。
「ヤッテマレ」の掛け声と力強い囃子も魅力です。
祭り期間
毎年8/4~8/8です。曜日に関わらず毎年同じ日です。この地域の人たちは、仕事の後に、あの力強い祭りをやっているということです。
開催時間は19:00~21:00
最終日は3台の立ねぷたがスタート&終了地点のロータリーに集結し、さらに大迫力となります。
8/3は花火大会です。
出陣台数
毎年3台の大型立ちねぷたが出陣します。
他、中型、小型と合わせ、毎年15台前後が出陣します。↓青森市ねぶた祭りのような人形ねぷたもいくつかあります。
3台の大型たちねぷたのうち、毎年1台が壊され、1台新しく作る入れ替えとなっています。2016年は出雲御国が初陣となりました。
数でいえば、青森ねぶたが20~30台、弘前ねぷたが80台前後なので、五所川原の祭りは出陣台数が少ないことになりますが、そんなことは関係ないぐらいの印象の強さです。
運行コース
運行コースはたちねぷたの館周辺の一角の数ブロックを1周するだけと狭い範囲ですが、巨大ゆえに、この狭さがちょうどいいのです。
開催時間前の18:00頃から、たちねぷたの館内の館内の渡り廊下がウィーンと開き、ゆっくりと前進してきます。ガンダムが格納庫から現れるようで、これもぜひ見たい場面です!
スタート地点のロータリーは広いですが、それ以外の道は大変狭く、電柱や電線ギリギリの幅で通り抜けていきます。この狭い道から見るのも、見どころです。
行き方
新幹線で東京から青森に来る場合は、青森市に着くことになります。青森市と五所川原市は電車の接続が悪く、青森市に宿を取った場合は、立ねぷた祭りのあと青森市に電車で帰ることは不可能になります。
立ねぷた祭りを見たい場合は、五所川原市に宿をとるか、青森市に宿を取る場合は車で移動する必要があります。
車で移動する場合は、東北自動車道~浪岡で一旦降りる、そのあとすぐにある「つがる自動車道」に乗って「五所川原」で降りる感じになります。50分程度の道のりです。
祭り期間中なのに、青森~五所川原間の車移動は全然混んでませんので、車移動は余裕です。
駐車場
祭りコース周辺にとめたい場合は、個人で解放してたりする駐車場がいくつかあります。祭り期間中は1日1000円が相場です。このエリアの駐車料金としてはかなり高い方ですが、しょうがないですね。
コインパーキングはあまりないです。
多くの車は、ショッピングモール・エルムの街に車を停め、そこから臨時バスで会場周辺(駅周辺)まで移動する方が多いようです。
そのため、帰りはエルムの街周辺だけがとても渋滞しますが、それを過ぎるとすぐに過ぎます。東京の混雑になれてるような人なら、大して混んでるとも感じないと思います。
観覧席
私は8/5の観覧席を購入しました。
私が購入したのは↓です。
まちなか五所川原
料金:3000円
3月から販売開始し、キャンセル待ちなども発生するようです。
購入方法は、面倒でネット購入などは行われていなくて超アナログです。申込書をメールかFAXで送信→当選の回答→お金を振込→チケット郵送 という流れになっています。
私は奇跡的に祭り1週間前に購入できたのですが、6月頃には基本的に締め切られるので、購入する場合は、早めに購入しましょう。
有料観覧席の感想
ベニヤ板で作られた階段状の場所にパイプイスがあります。仮設トイレもついています。
解説も聞こえやすく、庶民を見下ろしながら立ちねぷたを観覧するという、セレブ感満載の心地よい席でした。
ただ、たちねぷたは地面にいる人に睨みを利かせているものがほとんどです。
有料観覧席は少し高い位置に席があるので、立ちねぷたに睨まれている感じはしません。恐ろしいほどの迫力を体験したい場合は、地面に降りてみたほうが迫力と恐ろしさを感じられます。
席はとったほうがいい?
上記のように、たちねぷたから睨まれている感は少ないという点はデメリットですが、ゆったりと観覧したい場合は、有料観覧席をとっておくとセレブリティ満載気分になれます。
混み具合
混み具合は、世界に誇れる人気の祭りとはいえ、やはり田舎なので、東京の人ごみに慣れている人は、大して混んでないなと感じると思いますので、セレブ感不要だという方は、有料観覧席なしで、いろんな場所に立ちねぷたを追いかけて行くのもいいと思います。
人ゴミに慣れていないひとは、有料観覧席をとったほうがいいです。
まとめ
たちねぷた祭りは、青森ねぶたや弘前ねぷたと比較すれば、範囲や台数的にも小規模と言えます。ですが、その1台の立ねぷたの迫力は祭りの規模感と反比例して、かなり印象の強いものです。
祭りが終わってもずーっと記憶に焼きつけられるうような衝撃をうけますので、是非実際に見に行ってください!
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