青森市のねぶた祭りを見に行ってきました。東北を代表する大迫力のお祭りです。7日間で270万人を動員する大規模なお祭りです。今回はセレブに観覧席から観覧しました。
目次
青森ねぶた祭りとは?
青森県青森市のお祭りです。
巨大な山車とともに、これから戦いに出陣するような力強く勇ましい囃子と、跳ね人が踊り狂います。
七夕が起源と言われていますが、起源は定かではなく、1700年ころから記録に登場する300年続くお祭りです。
ねぶたは毎年壊され、毎年新しいものを作っています。
祭り期間
毎年 8/1~8/7に行われ、曜日は関係ありません。お盆より少し早い一週間もの期間行われ、青森の人たちは仕事と祭りのどちらもこなしているわけです。
雨天でもねぶたにビニールをかぶせて運行します。ビニールをかぶったねぶたの迫力は10分の1にも満たないので、雨が降らないことを祈りましょう。
祭り期間中は、主に次のようなスケジュールで運行されていきます。
- 8/1 前夜祭
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ねぶた小屋(ラッセランド 三角の建物・アスパムの裏の公園)にねぶたが集結し、様々な催し物が行われます。
- 8/2~3 子供ねぶた+大型ねぶた 19:00〜21:00
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子供ねぶた(町内会の小型ねぶたのこと)15台と、大型ねぶたも15台程度運行。
運行台数は一番多いし、子供ねぶたも大型ねぶたも両方見れるし、人ごみはそこまででもないし、いいですよ。
- 8/4~6 大型ねぶた 19:10〜21:00
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大型ねぶた(20数台程度)出陣
祭り本番って感じで、人ごみも多く、熱狂します。
6日は各大賞が発表となりますが、ねぶたの良さと賞はイマイチ比例せず、こういう閉鎖的なところが田舎だなと感じます。千葉作rya・・
- 8/7 昼運行&花火大会
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昼運行 13:00〜15:00
夜は花火大会の下で、ねぶたが船に乗って海上運航(もちろん囃子つき)19:15〜21:00
青森の花火大会は、上は花火、下をみるとねぶたが囃子とともに海上を流れており、ここでしか見られない、風流のある花火大会となっています。七夕に灯篭を流す名残と言われていますが、しかし巨大な灯篭です。
運行コース
コースは毎年若干改善されたり、ねぶた待機場所が変更になったりして、若干変わります。
基本的には青森駅の近く、新町〜市役所前周辺なのですが、公式ホームページでコースを確認しましょう。
トイレはコース周辺のあらゆる場所に仮設トイレが設置されます。
観覧席
今回はセレブに、観覧席で桟敷席を購入してねぶたを観覧しました。トイレもあり、快適でした。
ねぶた公式サイトで購入しました。
席はとったほうがいい?
私は青森市出身で、要は地元なんですが、東京に住むまでは、ねぶたの人ゴミがすごすぎて積極的にねぶたに行くことはありませんでした。。
ですが、15年ぶりぐらいにねぶたに来てみて、全然空いていると感じました。私が行ったのは、最高潮ではない3日だったからかもしれませんが。
新宿駅や渋谷駅前のほうがよっぽど混んでいると思います。新宿駅や渋谷駅、浅草のごちゃごちゃに慣れている人は、全然余裕だと感じると思いますので、4日程度までなら、新宿駅を歩ける人なら観覧席は不要で、自由に好きな場所を探し歩いたほうがいいかもしれません。
4日以降は人が増えてくるので席を取った方がいいかもしれません。
いい席わるい席の基準
私は観覧席を祭り1週間前に購入しましたが、あまりいい席ではありませんでした。運が悪かったのか、早めにとったほうがいいのかもしれません。
いい席というのは、巨大なねぶたが近くまで挨拶に迫ってきてくれたり、ぐるぐると回ってパフォーマンスをしてくれる席です。これはすごい迫力ですよ!
悪い席、というのは、ポールや街路樹が近くにあるせいで、ねぶたが避けて遠くなってしまう席のことです。
できるだけ、ポールや街路樹がない席がいいのですが、自由に選べないので、観覧席のしょうがないところですね。
自分の場所が確保できて、荷物が置けて、ゆっくりビール飲んでトイレにもいつでも行けるので、まあいいですけど。
どのエリアの席がおすすめ?
観覧席はいくつかのエリアが販売されています。
せり出したポールがなければ、ねぶたはどこでも近くに寄ってきてくれるのでどこでもいいんですが、これが購入時にはわからないのです。
電線は祭りのために地下に埋めたんだから、ポールもねぶた時にはなんとかしてくれればいいのに。
交差点に近いほうが、広いので、ねぶたがグルグルと回ってくれるので、パフォーマンスを重視するなら交差点周辺がおすすめです。
解説とパフォーマンスどちらも楽しめるのが、県庁前と市役所前かと思います。
ただし、この通りは、広いので、ねぶたが遠いと感じるかもしれません。
参加方法
青森ねぶた祭りの大きな特徴は、誰でも参加できるという点です。
各地のお祭りって内輪で盛り上がってる感はあるけど、観光客も参加できるお祭りって皆無に等しいですよね。
青森ねぶた祭りは、跳ね人(はねと)という格好をすれば、誰でもねぶた祭りの一員になれるんですよ。
跳ね人衣装
購入すると1万円ぐらいになっちゃうんですが、レンタルなら3000円程度で、着付けまでやってくれます。
着物の着付けができる人でも、ハネトの着付け方は独特なので、着つけてもらったほうがいいかもしれません。
幸せの鈴
体につける鈴ですが、ハネトが跳ねて落とした鈴は「幸せの鈴」と言われており、拾った人は幸せになると言われています。
子どもたちはこれが大好きです。いっぱいシャンシャン跳ねて落として行きましょう。「ちょうだい」と子供におねだりされたら、幸せをおすそ分けしてあげてください。
ねぶたや太鼓などがどんどん来るので、子供が拾いにねぶたコース内に侵入すると大変危険です。コース内に落ちている鈴はどんどん観光客側に蹴飛ばしたり、渡してあげてください。
跳ね方
跳ね方ですが、ラッセラーの掛け声に合わせて、2回ずつトントンと足を入れ替えながらステップを踏みます。
跳ね方を直接教えてほしい場合は「ワ・ラッセ」という駅前のねぶた博物館で、1日に2〜3回、定期的に跳ね方やお祭りの解説をしてくれるので、実際に教えてもらうといいですよ。
ワ・ラッセは駅から海よりに少し行くと見える赤い建物です。
どの団体で跳ねればいい?
ねぶたは数十台あり、それぞれにハネト枠が囲まれて設けてあります。基本的にはどの団体に入ってもいいんですが、青森山田高校とか踊りや衣装が決まっている団体は避けましょう。それ以外ならどこに入ってもOKだし、いろんな団体を渡り歩いてもOKです。
ただ、跳ねるとハネト枠内での移動になるので、自分が祭りを盛り上げている感はでますが、ねぶたの山車自体はあまり見れなくなります。ハネトとして参加する日と見る日は分けるといいかもしれませんね。
祭り終了後も楽しもう
祭りは21時に終わります。その余韻も楽しみましょう。
送り囃子とねぶた小屋
祭り終了後は、エネルギッシュな囃子ではなく、夕暮れ時のような、余韻を残すようなとてもゆっくりしたリズムの囃子にかわります。
これは送り囃子といい、ねぶたがねぶた小屋に帰るときのお囃子です。
ねぶた小屋は観光物産館アスパム(三角の建物)の裏の青い海公園(ラッセランド)にあります。
ねぶた小屋に帰ったねぶたの姿も、関係者の邪魔にならないように気をつけてみることができます。
祭りは7日間続くわけなので、関係者たちは、次の日の仕事と夜の祭りのエネルギーを蓄えるために、パーッと捌けていきます。
飲むなら本町
ねぶた後に飲みに行きたいなら、本町に出掛けてみましょう。
↑の地図のホテル青森のあたりが本町といい、青森の夜の街です。
締めにラーメン食べるも良し、居酒屋で盛り上がるもよし、男性向けのお店に行くもよしです!
まとめ
とにかく大迫力のねぶたです。写真や映像では伝わらない空気感と迫力があります。
ぜひ、一度見に行ってみましょう。
この期間はなかなかホテルがとれませんが、ツアーや少し遠くならホテルを取れると思います。ただ、すごく高いんですよね
夜はパーッとはけていくので、祭り終了後も車も全然混みませんし、祭り前も車は大して混みませんので、少し移動した場所にホテルをとってもいいと思いますよ。
ちなみにねぶたコースに消防署があるため、消防車はあらかじめ外に出してあります。こんなに勢揃い!萌えーー!
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